今も多くの日本人の目と心を魅了し続ける、東山魁夷と平山郁夫。
二人の『心の祈り』とも言える、珠玉の名作の数々を、版画作品として皆様にご覧いただきます。

「桜の名手」中島千波画伯の新作版画が到着いたしました。
樹齢650年とも言われる会津の名木・石部桜。鮮やかな緑の大地と、力強く四方に伸びた枝、そして、画面全体に咲き誇る可憐な薄紅色の花々。まさに”春爛漫”。幸せを運んでくれる１作品です。

５年間を費やし完成させた、大徳寺聚光院の８０面にも及ぶ襖絵は、千住芸術の集大成として、国内外から高い評価を得ています。その、襖絵の”要”として描かれた『龍』は、他の作品とは違い、日本芸術の普遍的テーマに挑んだ作品として、異彩を放っています。本作『雲龍』は、この『龍』を基に描下された、オリジナルリトグラフ。シルクスクリーンを併用し特殊キラ刷りを施すなど、深みのある独特の質感を実現しています。

プラチナ泥と錫泥を背景に、密やかな命の輝くを表現する「プラチナシリーズ」から、愛らしい雨蛙を描いていただきました。

２０２２年度の日展出品作が文部科学大臣賞を受賞し、首相官邸にも作品が飾られている長谷川喜久先生の原画を４点入荷いたしました。発色のよい美しい岩絵の具で描かれた、生命力あふれる木々や抜けるような空の青、清々しい気持ちになれる風景画の世界をお楽しみください。

今年最後の『今月のイチオシ』は、間違いなくこの『年暮る』です。

今の世界情勢の中で、最も必要なアート表現は平和です。
平山画伯は、その祈りをキャラバン隊で表現しました。

今年最後の『今月のイチオシ』は、間違いなくこの『年暮る』です。